軽貨物ドライバーは副業に向いている?メリットやデメリットを紹介
本業の傍ら、副業として軽貨物ドライバーをはじめる方が増えています。軽貨物ドライバーは副業のなかでもはじめやすく、柔軟な働き方がしやすいことが特徴です。
副業として軽貨物ドライバーをはじめたいと考えている方のなかには、「副業としてどうなの?」「どうやったらはじめられるの?」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、軽貨物ドライバーが副業に向いている理由をはじめ、メリットやデメリット、はじめるときの注意点などについて詳しく解説します。
軽貨物ドライバーが副業に向いている理由
軽貨物ドライバーは特別な資格や経験、専門的なスキルなどが必要ないことから、副業に向いていると考えられています。
年齢や性別問わず、未経験からでもはじめられることが最大の特徴であり、黒ナンバーが付いた軽貨物車と普通運転免許証があれば誰でも軽貨物ドライバーとして仕事ができます。
軽貨物では重い荷物を運ぶことは少ないため、主婦(主夫)の方やシニアの方でも無理なく仕事ができることも副業に向いているといわれる理由の一つです。
働く時間や運ぶ荷物の量は基本的に個人の裁量で設定できるため、隙間時間で副業がしたいという方にもおすすめできます。
副業の軽貨物ドライバーの収入目安
副業で軽貨物ドライバーをする場合は、配送した荷物の量に応じて報酬が決まる「歩合制」が採用されるケースがほとんどです。
歩合制は働けば働くほど収入が増える反面、働かなければ収入は一切得られないことが特徴です。軽貨物ドライバーとして丸1日仕事をした場合の収入は、おおよそ10,000円〜14,000円が相場といわれています。
ただし、これはあくまで目安であり、配達エリアや時期、ドライバーとしての熟練度や給与形態によってはこの限りではありません。一定のペースで仕事を受注したり配送スピードを向上させる工夫をしたりなどすれば、より効率的に稼げる可能性があります。
副業の軽貨物ドライバーの働き方例
ここでは、副業の軽貨物ドライバーの働き方例を紹介します。
会社員の副業として
会社員が副業として軽貨物ドライバーをする場合、土日や祝日などの休日もしくは平日の仕事を終えたあとの夜間に稼働する働き方があります。
しかし、平日フルタイムで働いている会社員が休日や平日の夜間に働く場合は、休む時間がなくなってしまうため、心身ともに負担になり得ます。
副業として軽貨物ドライバーをする場合は、休みとのバランスを保ったうえで、無理のない働き方を心がけることが大切です。
主婦(主夫)の副業として
主婦(主夫)が副業として軽貨物ドライバーをする場合は、朝から昼まで、昼から夕方までなど、隙間時間に稼働する働き方ができます。
軽貨物ドライバーの需要は高いため、1日のなかで限られた時間帯しか稼働できない主婦(主夫)の方でもピンポイントでシフト調整がしやすいです。
運送業では午前中に多くの荷物が動くため、早朝や午前中に絞って稼働するとより効率的に稼げる可能性があります。
掛け持ちのアルバイトとして
学生やフリーターが現在のアルバイトに加えて軽貨物ドライバーをする場合は、学業の後や空き時間に稼働する働き方ができます。
たとえば、平日は既存のアルバイトをし、土日だけ軽貨物ドライバーの仕事をするなど、現在の生活に合わせてスケジュールを組むと働きやすいです。
運送業の繁忙期(クリスマスや年末年始など)であれば、短時間・短期間でも働ける可能性があるため、隙間なく働きたい方にも向いています。
副業で軽貨物ドライバーをするメリット
ここでは、副業で軽貨物ドライバーをするメリットを紹介します。
休日の隙間時間を活用できる
副業で軽貨物ドライバーをすることで、休日の隙間時間を活用できるメリットがあります。
一般的なアルバイトであれば、週〇日、1日〇時間勤務など、働くタイミングが限定されていることから、本業がある場合は思うように働けないケースも少なくありません。
しかし、軽貨物ドライバーであれば、土日だけ、午前中だけ、など自分の好みのタイミングで働けるため、隙間時間を有効活用しやすいです。
低コストではじめられる
副業のなかには特殊な設備が必要なケースもあり、場合によっては初期費用が高額になることもあります。
しかし、軽貨物ドライバーは黒ナンバーが付いた軽貨物車と普通自動車免許があれば働けるため、限りなく低コストで副業がはじめられます。
車両についてはレンタルやリースで対応することもできるため、軽貨物車を持っていない方でも働くことが可能です。
未経験でもはじめられる
副業のなかには一定のスキルや経験が求められるものも多いですが、軽貨物ドライバーであれば未経験でもはじめられます。
軽貨物ドライバーは荷物を目的地に運ぶシンプルな仕事のため、最低限の運転技術さえあれば問題なく働くことが可能です。
契約・登録する企業によっては研修や手厚いサポートが提供されるため、未経験でも必要な知識やスキルが身に付けられます。
需要が高い業界
軽貨物ドライバーをはじめとする運送業は、現在需要が高いため、副業として安定した収入が得られる可能性があります。
近年のインターネットの普及とオンラインショッピングの利用者数増加により、配送・物流ニーズが日々高まっている状況です。
運送業界は地域・エリアによっては人手不足に陥っているケースもあるため、状況次第では安定的に仕事があると考えられます。
働けば働くほど収入が得られる
軽貨物ドライバーは、一般的なアルバイトのように時給制ではないため、働けば働くほど収入が得られます。
軽貨物ドライバーで得られる収入は働いた時間ではなく、配達した荷物の量によって決まります。
最初は思うように多くの荷物を配達できないかもしれませんが、数をこなせば自然と業務効率も向上するため、より高収入が目指せるようになるはずです。
副業で軽貨物ドライバーをするデメリット
ここでは、副業で軽貨物ドライバーをするデメリットを紹介します。
運転が必須になる
当たり前ですが、軽貨物ドライバーをするのであれば運転が必須になります。
運転免許を取得しているものの、運転が苦手な方やペーパードライバーの方は軽貨物ドライバーの仕事が難しく感じるかもしれません。
しかし、日々の業務をこなしていくうちに運転スキルは自然と向上するため、必要以上に心配することはありません。
ある程度の体力が必要
車を長時間運転したり荷物を運んだりなど、軽貨物ドライバーの仕事はある程度の体力が必要になります。
普段デスクワークをしている方や身体を動かす機会が少ない方は、運転や配達が負担に感じるかもしれません。
しかし、軽貨物ドライバーの仕事では基本的に重たい荷物は取り扱わないため、女性の方やシニアの方でも問題なく働けます。
案件が安定しない場合がある
軽貨物ドライバーとしての収入は、どれだけの案件をこなすかによって大きく左右されます。
副業として軽貨物ドライバーをする場合、正社員やアルバイトのような雇用契約はなく、業務委託という形で契約・登録するため、収入が安定しない可能性があります。
ただし、ニーズが高いエリアであれば受注できる案件数も増える傾向にあるため、工夫次第では収入を安定させることもできるはずです。
副業として軽貨物ドライバーをはじめる方法
ここでは、副業として軽貨物ドライバーをはじめる方法を紹介します。
はじめは黒ナンバーの軽自動車をレンタルする
軽貨物ドライバーの仕事をするためには、黒ナンバーが付いた軽貨物車を用意する必要があります。
既に軽貨物車を所有している場合は比較的簡単な手続きで黒ナンバーを取得できますが、新たに車両を購入して黒ナンバーを取得するとなるとかなりの負担です。副業の場合は毎日フルタイムで働くわけではないため、はじめは黒ナンバー付きの軽貨物車をレンタルもしくはリースで借りることをおすすめします。
仕事に慣れ、これからも続けていきたいという意思がある場合は、軽貨物車を購入して黒ナンバーを取得しましょう。
軽貨物ドライバーの求人募集を探す
軽貨物ドライバーの仕事を探す際は、一般的なアルバイトと同じように求人募集を探します。
軽貨物に限らず、運送業全般の需要が高いため、副業として軽貨物ドライバーを探している企業も少なくありません。
「土日だけ」や「平日夜だけ」など、働きたい時間帯が決まっている場合は条件指定して探すと自分に合った求人が見つけやすくなります。
配送アプリを活用する
近年では、軽貨物ドライバーと荷主をダイレクトにつなぐサービスである「配送アプリ」を活用して仕事を探すのが主流になりつつあります。
働く時間帯や運ぶ荷物の量、配達するエリアなど、細かく条件が設定できるため、より自分のライフスタイルに合った働き方ができることが配送アプリの魅力です。
ただし、条件が良い案件はどうしても早い者勝ちになるため、自分が希望する仕事を毎回受注できるとは限らない点は留意しておきましょう。
副業で軽貨物ドライバーをはじめるときの注意点
ここでは、副業で軽貨物ドライバーをはじめるときの注意点を紹介します。
就業規則を確認する
副業を可能とする企業は増加傾向にありますが、副業を禁止している企業はまだ多くあります。副業の可否は各企業の就業規則に記載されているため、これから副業で軽貨物ドライバーをはじめたいと考えている方は、事前に確認しておきましょう。
もし副業が禁止されているにもかかわらず副業をはじめてしまった場合は、企業から罰則を受ける恐れがあるため、注意が必要です。
本業がおろそかにならないようにする
副業として軽貨物ドライバーをはじめる場合は、本業がおろそかにならないように注意する必要があります。
副業はあくまで本業に追加してするものであり、本業より優先してするものではありません。もし本業に支障が出るようであれば、受注する仕事の数を減らしたり定期的に休みを入れたりしてバランスを保つようにしましょう。
確定申告が必要になる場合がある
たとえ副業であっても、軽貨物ドライバーとして年間の収入が20万円を超えた場合は、確定申告をしなければなりません。
確定申告の手続きは多少手間がかかりますが、仕事で発生した費用(ガソリン代や維持費)は経費として計上できるため、節税につながります。
発生した費用が経費であると証明するためには、領収書やレシートが必要になるため、捨てずに保管しておくようにしましょう。
軽貨物ドライバーが経費として計上できるものや、確定申告の方法はこちらで解説中
業務委託で仕事をするときの会社の選び方
ここでは、業務委託で仕事をするときの会社の選び方を紹介します。
案件数が多い会社を選ぶ
軽貨物ドライバーとして安定した収入を得たい場合は、案件数が多い会社を選ぶようにしましょう。
案件数が多いということは、それだけ選択肢が多いということです。選択肢が多ければ、より自分に合った働き方がしやすくなります。
万が一案件数が極端に少ない会社と契約してしまうと、稼働したい時に稼働できない可能性が高いため、注意が必要です。
研修制度やオンラインとレーニングなどがある会社を選ぶ
軽貨物ドライバーは、特殊なスキルや経験がなくてもはじめられる仕事ですが、業務を遂行するうえで一定のノウハウは必要になります。
未経験からはじめる場合は、研修制度やオンライントレーニングが充実している会社を選ぶようにしましょう。研修制度を提供している会社と契約すれば、軽貨物ドライバーに必要な知識が身に付くため、安心して仕事ができるはずです。
契約関連がしっかりしている会社を選ぶ
軽貨物に限らず、契約をする場合は書面にて締結するのが一般的です。
しかし、なかには口頭で契約が進められるケースもあり、万が一契約してしまうと不十分な待遇や理不尽な対応をされる恐れがあります。
口頭による契約はすぐに稼働できるメリットはありますが、後々後悔する可能性が高いため、契約先を探す際は契約関連がしっかりしている会社を選びましょう。
副業で軽貨物ドライバーをするならララムーブがおすすめ!
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