パソコン宅急便とは?料金や利用方法、その他パソコンを配送できるサービスを解説
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宅配便業者では、パソコンなどの精密機器を送るサービスを展開しています。
そのなかでも代表的なのが、ヤマト運輸が提供するパソコン宅急便です。専用資材によって安全に配送してくれるメリットがあります。
しかし、コスト面では高くなりやすいデメリットもあるため、状況に応じて他のサービスを検討するのもよいでしょう。
この記事では、パソコン宅急便の基本情報をはじめ、安全にパソコンを送るための梱包方法、その他おすすめのサービスを解説します。低コストで安全にパソコンを送りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
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パソコン宅急便とは?
パソコン宅急便とは、パソコンやモニター、プリンターやデジタルカメラなどの精密機器を配送するヤマト運輸のサービスです。
通常の宅急便とは異なり、専用の梱包資材を使用してドライバーが梱包してくれます。梱包の手間を減らせるだけでなく、精密機器を専用資材で丁寧に梱包してくれるため、輸送中の破損リスクを減らせます。
特に精密機器は衝撃や振動に弱く、輸送中に破損するリスクが高いため、適切な梱包が欠かせません。
そのため、梱包作業をユーザーに代わって行ってくれるパソコン宅急便は、梱包が苦手な方にとって、重宝するサービスの一つとなるでしょう。
専用資材で安全にパソコンを送れる
パソコン宅急便の最大のメリットは、専用資材で安全にパソコンや周辺機器を送れる点です。
以下6種類の専用資材が用意されており、送りたいパソコンや周辺機器の大きさに応じて使い分けられます。
資材名 | 資材の料金 | サイズ | 耐重量 |
パソコン宅急便BOX A | 800円 | 100サイズ(縦310mm ✕ 横360mm ✕ 高さ50mm) | 3kgまで |
パソコン宅急便BOX B | 1,650円 | 140サイズ(縦420mm ✕ 横420mm ✕ 高さ240mm) | 15kgまで |
パソコン宅急便BOX C | 1,650円 | 160サイズ(縦420mm ✕ 横600mm ✕ 高さ200mm) | 15kgまで |
パソコン宅急便BOX D | 1,650円 | 160サイズ(縦420mm ✕ 横420mm ✕ 高さ460mm) | 20kgまで |
パソコン宅急便BOX E | 1,650円 | 160サイズ(縦500mm ✕ 横500mm ✕ 高さ240mm) | 15kgまで |
パソコン宅急便BOX F | 1,650円 | 160サイズ(縦550mm ✕ 横440mm ✕ 高さ230mm) | 15kgまで |
例えば、小さなノートパソコンを送りたいときはパソコン宅急便 BOX A、プリンターや大型モニターを送りたいときはパソコン宅急便 BOX EやFを選ぶとよいでしょう。
しかし、資材の販売はメリットである一方で、通常配送よりも金額が高くなってしまいます。1,650円前後の梱包材となると、荷物を1回送れる送料と変わらないケースも少なくありません。
そのため、安全性とコスト面の両方を比較して利用を検討するとよいでしょう。
パソコン宅急便の料金
パソコン宅急便の料金は、通常の宅急便と基本的に同じです。ただし、専用資材が必要になるため、両方を合わせるとやや高めになってしまうでしょう。
パソコン宅急便の料金例は、以下の通りです。
送料 | 資材の料金 | 合計 | |
100サイズ | 1,650円 | 800円 | 2,450円 |
140サイズ | 2,310円 | 1,650円~ | 3,960円~ |
160サイズ | 2,630円 | 1,650円~ | 4,280円~ |
※関東から関西に送る場合
上記のように、パソコン宅急便の利用には最低2,450円がかかります。
ただし、最低料金は100サイズとなるため、小型のノートパソコンやタブレットなどの機器に限られてしまいます。
パソコン宅急便の補償額
パソコン宅急便では、紛失や破損に対する補償が付帯します。万が一、受け取ったパソコンが破損していた場合は、最大30万円まで補償されます。
そのため、30万円を超える高価な製品を送る際は、他のサービスを検討するほうがよいでしょう。
パソコン宅急便の利用方法
パソコン宅急便の利用方法は、以下の2つです。
- 自宅や指定場所への集荷
- 営業所に持ち込む
通常の宅急便のように、コンビニや取扱店、宅配ロッカーからの依頼ができません。ここでは、パソコン宅急便の利用方法を解説します。
自宅や指定場所への集荷
パソコン宅急便は、自宅や指定場所への集荷依頼が可能です。電話やWebサイトから集荷を依頼すると、ドライバーが指定場所へ訪れ、梱包とともに集荷してくれます。
営業所に持ち込む
パソコン宅急便は、営業所での依頼も可能です。パソコンなどを購入したときの元箱に入れるか、専用資材に梱包した状態で依頼しましょう。
専用資材は営業所でも販売していますが、梱包した状態で持ち込まない場合は、営業所への道中で破損するリスクがあるため、注意してください。
パソコン宅急便を利用する際の注意点
パソコン宅急便は、パソコンや周辺機器などの壊れやすい精密機器を送る際に便利なサービスです。しかし、利用時には以下のポイントに注意してください。
- 発送前の動作確認が必要
- データの破損に備えてバックアップを取っておく
- 周辺機器は緩衝材で梱包する
ここでは、パソコン宅急便を利用する際の注意点を詳しく解説します。
発送前の動作確認が必要
パソコン宅急便を利用するには、発送前の動作確認が必要です。
電源は入るか、モニターは正常に映るか、動作に不具合がないかなどを入念にチェックしたうえで依頼しましょう。
発送前に正常な動作が確認できない場合、万が一のトラブル発生時でも30万円の補償対象外となります。
データの破損に備えてバックアップを取っておく
パソコン宅急便では、データ破損は補償対象外です。そのため、万が一のデータ破損に備えてバックアップを取っておきましょう。
例えば、大切な写真やデータは、USBメモリーや外付けSSD、SDカードなどの外部記憶メディア、インターネット上のクラウドサービスへのバックアップがおすすめです。
周辺機器は緩衝材で梱包する
パソコンと周辺機器を同時に送る場合、周辺機器は個別に梱包する必要があります。
キーボードやマウス、スピーカーなどは、気泡緩衝材(プチプチ)や新聞紙などで梱包したうえで、専用資材に同梱してください。また、ケーブルなどは必ず外した状態にして、それぞれをケーブルタイなどでまとめておきましょう。
その他のパソコンを配送できるサービス
パソコンを配送できるサービスは、パソコン宅急便だけではありません。代表的なサービスは、以下の2つです。
- 佐川急便の精密機器輸送(法人のみ)
- 郵便局のゆうパック
ここでは、パソコン宅急便以外にパソコンを配送できるサービスの詳細を解説します。
佐川急便の精密機器輸送(法人のみ)
佐川急便では、パソコンなどの精密機器を配送できるサービス「精密機器輸送」を提供しています。
パソコンをはじめ、スマホ、デジタルカメラ、プリンター、モニター、ゲーム機など、あらゆる電化製品の配送が可能です。使用されるオリジナル専用ボックス「SAGAWA Softair Package」は、機器の安全を守るとともに、繰り返し使用が可能で環境に配慮しているのも特徴です。
ただし、佐川急便の精密機器輸送は、法人向けのサービスとなるため、個人では依頼できません。
郵便局のゆうパック
郵便局のゆうパックでも、パソコンの配送は可能です。
ただし、パソコン宅急便のように専用資材の販売がないため、購入時の元箱の利用が適しています。もし、元箱の用意が難しい場合は、サイズに適した段ボールを用意のうえ、中身が破損しないように丁寧な梱包を心がけましょう。
また、損害賠償制度も付帯されており、最大30万円までの補償を受けられます。さらに、セキュリティサービス(420円)を利用すれば、補償額が50万円となるため、高額な機器の配送でも安心です。
安全にパソコンを送るための梱包方法
パソコンなどの精密機器を送るサービスは各社から提供されているものの、安全に送るためには適切な梱包が欠かせません。
パソコンを梱包する正しい手順は以下の通りです。
- パソコンの電源を切る
- 周辺機器やケーブルを外して緩衝材で梱包する
- パソコン本体を緩衝材で梱包する
- パソコン本体と周辺機器を段ボールに入れ、隙間なく緩衝材を入れる
- ガムテープで段ボールを閉じる
ここでは、パソコンの梱包方法をステップごとに詳しく解説します。
パソコンの電源を切る
パソコンを梱包する際は、まず電源を切ります。
パソコンが起動したままの状態の場合、配送中に壊れてしまうリスクが高まるため、必ず電源が切れていることを確認しましょう。
特にバッテリーで駆動するノートパソコンなどは、電源を切ったつもりでも切れていないケースがあるため、十分に注意してください。
周辺機器やケーブルを外して緩衝材で梱包する
次に、パソコンにつながる周辺機器やケーブルを外します。
電源ケーブル、マウスやキーボード、LANケーブルなどが接続されたままの状態では、梱包時に力が加わり、ケーブルの断線やポートが破損する恐れがあります。
必ず、すべての周辺機器とケーブルが外れた状態にしてください。
パソコン本体を緩衝材で梱包する
周辺機器とケーブルが接続されていない状態のパソコン本体を緩衝材で梱包します。パソコン購入時に本体を保護していた発泡スチロールがあれば、再利用しましょう。
発泡スチロールがなければ、気泡緩衝材(プチプチ)で全体を覆い、ズレないようにテープで固定します。モニター部分などの破損しやすい箇所は、2重に覆って保護力を高めておくと安心です。
パソコン本体と周辺機器を段ボールに入れ、隙間なく緩衝材を入れる
まず、パソコン本体と周辺機器を入れられるサイズの段ボールを用意してください。
底面に緩衝材を敷き、その上にパソコン本体を入れます。周辺に緩衝材を敷き詰めて動かないようにしてください。また、周辺機器を入れる場合は、個別に気泡緩衝材(プチプチ)で覆ってから入れましょう。
最後に、隙間なく緩衝材を入れて段ボール上面に緩衝材を被せます。
ガムテープで段ボールを閉じる
最後は、ガムテープを使って段ボールのふたを閉じます。
水の侵入を防ぐために、隙間を埋めるようにガムテープを貼るH貼りが適しています。また、底面はガムテープを十字に貼った後、対角線に2本のテープを貼る米字貼りがおすすめです。
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以下の特徴によって、一般的な宅配業者のパソコン配送よりもお得で手軽に利用できます。
- 最短1時間以内で配送可能!当日配送に特化した配達サービス
- 年中無休24時間対応ですぐに依頼できる
- スマホアプリで依頼から支払いまでが簡単
- 大型モニター、プリンターなども同時配送可能
ここでは、『Lalamove (ララムーブ)』の特徴を解説します。
最短1時間以内で配送可能!当日配送に特化した配達サービス
Lalamove (ララムーブ)の強みは、スピーディーな配送速度です。
依頼から配送まで、最短1時間以内で完了するスピードは、業界トップクラスといえるでしょう。また、当日配送に特化しており、依頼があった当日中に集荷と配送が可能です。
さらに、Lalamove (ララムーブ)のバイク便は、1,200円から利用でき、業界最安値でパソコンを送れます。関東の基本料金は1,200円、1km毎180円の料金設定となるため、10km先にパソコンを送る場合であれば、2,820円で配達可能です。
また、荷物はライダーの保有バッグに入るサイズであれば、追加料金がかかりません。ノートパソコン本体とともに、マウスやキーボード、スピーカーなども同時に送れます。
※ライダー保有バッグのサイズの目安は、横約36cm ✕ 縦約26cm ✕ 高さ約46cmです。
年中無休24時間対応ですぐに依頼できる
Lalamove (ララムーブ)のバイク便は、年中無休24時間対応ですぐに依頼できるサービスです。早朝や深夜、週末でも、送りたいときにいつでも利用できます。
例えば、会社に忘れたパソコンを急いで出張先に届けてほしい、といった緊急的なニーズでもすぐに対応いたします。また、宅配便のように営業時間を気にする必要がありません。
スマホアプリで依頼から支払いまでが簡単
Lalamove (ララムーブ)のバイク便は、スマホアプリで依頼から支払いまでが簡単に完了します。
従来の宅配便でパソコンを送る場合、梱包・送り状の作成・営業所への持参・支払いなど多くの手間がかかっていました。
対して、Lalamove (ララムーブ)は、アプリ上で見積もりが取れて、依頼から支払いまでを簡単に完結できます。
大型モニター、プリンターなども同時配送可能
パソコンを送る際、大型モニターやプリンターなどの大きな荷物があるケースも珍しくありません。
その際は、車両タイプとして小型軽貨物車もしくは軽貨物車を選択すれば、大型モニターやプリンターなどの大きな周辺機器も同時配送が可能です。
※二輪車:2025年9月時点では関東のみ
※1トン車:法人ユーザーのみご利用可能
また、料金は車両単位で計算されるため、一般的な宅配便のように荷物ごとに料金が加算されません。
「低コストでパソコンを送りたい!」という方は、ぜひLalamove (ララムーブ)の利用をご検討ください。
※パソコンの万が一の破損を避けるため、パソコンケースや簡易梱包をした状態で配送依頼することをお勧めします。